ラジオ型番リストを始めたきっかけ

それは、私が小学生まで遡ります。

当時の私の家(親)は、その年齢の子供が遊ぶ玩具というものを一切買ってくれませんでした。

仮面ライダーウルトラマンのテレビなども禁止。

少年漫画雑誌なども禁止でした。

 

何故か知りませんが、友達とサッカーや野球しに行くのも禁止。

推測ですが、親はそういうことができなかったから、子供の私に対して嫉妬して妨害していたとしか考えられません。

休みの日に何度か友達が遊ぼうと誘いにきたことがありますが。

それだけで、父親は私を殴りました。

 

逆に親が購入していた女性ヌードが掲載されている和洋のプレイボーイや大人向け雑誌は見ていても怒られませんでした。

小学1年でも普通に見ていました。

それらの本には、ヌード写真の他に大量の広告が掲載されていました。これが私のハードウェア好きになった基礎だと思います。

 

親のせいで価値観が異なり学校でのイジメも酷く貧乏と罵られ、友達も出来ず、

一人で遊ぶことが多く、その中の一つが、捨てられているラジオ、テレビを

拾ってきては解体することでした。

とにかく多くのラジオテレビを拾ってきては、ひたすら解体していました。

いま考えるとSONYの初期ものも壊した記憶があり、もったいないことをしました。

 

少し大きくなると修理みたいなことにも興味が出てきましたが、

電気回路の本を買って欲しいと親にお願いしても買ってもらえませんでした。

私の親は、親自身が発案したこと以外は一切ダメというケチな偏屈者です。

 

そして、父親の購入する本・雑誌類を知り合いの本屋さんに買いに行くのが私の役目でした。

 

本屋さんは、知り合いということで、少年漫画の立ち読みを許してくれて、

たまに売れ残ったり破れた漫画をあげるよと言ってくれましたが、持ち帰って父親に

見つかると躾と称した暴力を振るわれるため断念するしかありませんでした。

 

いつものように本屋さんに本を受け取りに行くと、

『ラジオマガジン』という雑誌があって総合カタログというページがありました。

これを目にした瞬間、目が輝いてしまいました。

ラジオって、一覧にしたら、いままでどれぐらいの種類があるのだろう?と

いままで壊したラジオ含めて一覧にしたいと思いました。


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あまりにも真剣に見ていたためか、知り合いの本屋さんのおじさんが、その本、持っていって良いよと言ってくれました。

これ以降は、型番をメモしたり、家電店でカタログを集めたりしていました。

とにかく、闇雲にカタログ集めをしていました。

子供がカタログをもらいに行くと中々、もらえません。

休日に強制的に連れていかれる買い物の際のダイエーの家電売りがゲットするチャンスでした。

 

このカタログ集めは、大人になっても義務のように継続されて

それが、今の私の財産となっています。